第8回HBA/KOKUBUカクテルコンペティション結果報告
PERFECTRY PARTNERED 2022『BIFFALO TRACE CHALLENGE』
2021年の新型コロナウイルス感染症感染拡大に伴う「緊急事態宣言発出」により、第1回目の延期、から2022年1月28日の開催予定も、感染再拡大による「まん延防止等重点措置」の再度の発出により、延期を余儀なくされた。2022年3月23日まん延防止等重点措置が全国的に全面解除になり、3度目の正直で2022年4月26日(火)、第7回大会から約2年ぶりに「第8回HBA/KOKUBUカクテルコンペティション」が開催された。
会場となったのは、港区台場にある「グランドニッコー東京 台場」2度の延期にも最善の対応を頂いたことに感謝しかありません。
然しながら、以前の様に制限なくお客様をお迎えできる状況ではなく、会員限定の事前登録制度とさらなるハードルとして、2週間の健康観察を実施できる方に限定して、入場者を募集しました。
結果、100名弱の会員とその所属ホテル従業員などの応援団も含めご来場いただきました。
尚、昨年のHBA CLASSICでも実施しましたが、YouTubeライブによるストリーミング配信も実施し、アーカイブ視聴含め約2,100回ビュー(5月25日現在)となっております。
今大会は、アメリカ最古の蒸溜所「バッファロー・トレース蒸溜所」が製造する、「バッファロー・トレース」、「イーグル・レア10年」、「サゼラック・ライ」、「ウィートリー・ウォッカ」が課題商品で、合わせるK&K缶つまは「牛肉の赤ワイン煮」で、カクテルはロングドリンク限定、カクテル単体の評価とフードマッチングの評価の両方が必要な大会である。
HBA会長の小森谷弘より、選手の皆様へ延期によるモチベーション維持や、コロナ禍での大会に向けた、様々な準備が大変な中、書類選考を経た全員が出場してくれた事への感謝の意が述べられた。
また、昨年開催予定で、その干支が「丑年」であった事と「バッファロー」がぴったりであったとの話もされた。
続いて、いつもご指導を頂いている国土交通省観光庁より、本大会の審査員をご担当いただく、国土交通省 観光庁 観光地域振興部 観光資源課 新コンテンツ推進室長 佐藤司様よりご挨拶を賜り、大会開催に向けた協会の取組へのねぎらいの言葉と、選手への激励のお言葉を頂きました。
今大会の審査員には、前回は司会を担当した、国分グループ本社(株)網島隆副部長、非特定営利法人プロフェッショナルバーテンダーズ機構 チェアマン 宮崎優子氏、ワインアンドワインカルチャー株式会社 代表取締役「田辺由美のWINE SCHOOL」校長 田辺由美氏、先にご紹介した、観光庁佐藤室長、小森谷会長の5名が20作品の作品審査にあたりました。
また、バーテンダーにとって最も評価されたい技術審査を担当したのは、HBAカクテルコンペティション委員会の、野田浩史副会長(大会委員長)、古澤孝之理事、下迫靖文理事の3名が担当しました。
競技は、2名同時にカクテル製作をし、技術審査、作品審査を行う形で進められました。
前半5クルー10名の競技が終了した時点で、15分間のブレイクタイムを持ち、国分グループ本社株式会社様の商品ブースを楽しんでいただくお時間を設けました。
前半10名、後半10名の20作品のカクテルそのものの評価と、K&K缶つま「牛肉の赤ワイン煮」とのマッチングを真剣に評価するのはとても大変だと思います。
後半戦も同様に2名同時に競技を行い、5クール10名が終了し得点集計の時間には、国分グループ本社株式会社様ブースの他に、20名の選手によるエントリーカクテルの試飲提供が行われた。
選手20名によるカクテルサーブ
得点集計も終わり結果発表の前に、今大会競技委員長である野田浩史副会長(HBAカクテルコンペティション委員長)より、審査員を代表して総評が述べられた。(総評は、機関紙「The Hotel Barmen vol.206(5月号)」または、HBAホームページよりオフィシャルYouTubeページよりご確認ください。)
結果は以下となります。
【優 勝】・ベストテクニカル】
池上 祐子(リーガロイヤルホテル) 『ゴールデン・ルーカス』
【準優勝】
池田 翔(京王プラザホテル) 『リフレッシング』
【第3位】
野田 純平(グランドニッコー東京 台場) 『デュアル ウィルダー』
【ベストフードペアリング】
山形 昇司(Salon Bar Thistle) 『ミント ジュレックス』
【バッファロー・トレース賞】
茂澄 仁 (カクテルワークス軽井沢) 『レア アロマージュ』
家田 峻輔(ark BAR GRANDE)『バッファロード』
入賞された皆様おめでとうございます。
表彰式も終了し、最後に主幹支部より、森祐介東京支部幹事長より中締めの挨拶があり閉宴となった。
次回は令和5年開催予定となります。
その時は、制限のない大会となることを心より祈念いたします。
第8回HBA/KOKUBUカクテルコンペティション
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